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導入事例

株式会社 東計電算様

スループットと価格のバランスがとれた「PAS-K」
中小規模企業でも導入できるロードバランサとして認知を広げる
ロードバランサ市場の裾野を広げ、新たなビジネスチャンスも

顧客企業に対し、さまざまなソリューションのASPサービスを提供している東計電算。同社のデータセンターには、パイオリンクのロードバランサ「PAS-K」が導入されている。スループットが高く、低コストで導入できるロードバランサは、東計電算の新たなビジネスチャンスを生む商材としても活用され始めている。

株式会社 東計電算

<会社紹介>

設立 1970年4月
代表者 〒211-8550 神奈川県川崎市中原区市ノ坪150
資本金 13億7015万円
事業内容 業種・業態ごとに専門特化したソリューションの提供。
自社開発のセキュリティシステムなどを備えたデータセンターを活用したアウトソーシングサービス
URL http://www.toukei.co.jp/

導入コストを抑え、ロードバランサ市場の裾野を広げる

情報システムの受託開発や運用・管理、ASPサービスの提供など、顧客ニーズに応えたサービスメニューをそろえている東計電算。 最先端のインフラ設備を備えた同社のデータセンターには、パイオリンクのロードバランサ「PAS-K」シリーズが採用されている。

ロードバランサとは、ネットワークのトラフィックをバランスよく負荷分散し、サーバーやファイアウォール、VPNなど、対象機器の安定性とリソースを確保するために使われるネットワーク機器だ。 アプリケーションデリバリコントローラとも呼ばれることもある。導入・運用コストが高いことから、大規模企業が採用するケースがほとんどだ。

しかし、ロードバランサを必要としているのは大規模企業だけではない。中堅・中小規模企業でも、トラフィックを負荷分散し、安定性とリソースを確保したいというニーズはある。 パイオリンクでは、このような市場ニーズに応えるため、コストパフォーマンスに優れたロードバランサ「PAS-K」を提供している。

東計電算のシステム運用部・運用課・課長の志村徹氏は、「PAS-K」の導入経緯について次のように説明する。 「当社では、もともと大規模ネットワーク用のロードバランサを利用してきました。しかし、ロードバランサの導入・運用コストが高いことは大きな課題で、常々このコストを抑えたいと考えていましたそこで、市場で販売されているロードバランサをいろいろと調査し、パイオリンクさんのことを知りました」

「パイオリンク製品の価格とスループットは魅力でしたが、カタログスペックだけで選定することはできませんのでパイオリンクさんが開催していたセミナーなどにも参加し、情報を収集しました。実際に実機を触ってみたところ、使いやすく、実機でのスループットも問題ないことが確認できました。そのとき非常に好感触だったことを、今でも覚えています」

決め手は、コストパフォーマンスと10年修理保証の安心感

システム運用部 運用課
課長 志村 徹 氏
システム運用部 運用課
係長 鮫島 章之 氏

志村課長の言葉にもあったが、パイオリンクのロードバランサは、スループットとコストパフォーマンスが高いことが特徴だ。これは、ロードバランサを検討する企業にとって大きなメリットとなる。

「システムを構築する際、限られた予算の中で、ハードウェアやソリューションなどの導入を検討しなければなりません。最近では、機器やソリューションのコストが下がっていますが、ロードバランサの価格は大きく変わっていません。そのため、ロードバランサの価格が相対的に高いと感じられるようになっています。このような状況では、新しくロードバランサを導入することは困難でしょう。しかしPAS-Kは、この状況に一石を投じる製品です」と、東計電算のシステム運用部・運用課・係長の鮫島章之氏は説明する。

2013年11月、パイオリンクはPAS-Kの大規模な価格改定を行った。この価格改定により、ローエンドモデルは98万円から、ミッドレンジモデルは198万円から購入できるようになった。この価格は、市場に流通しているロードバランサの中でも、トップクラスのコストパフォーマンスとなっている。

志村課長は、「実際、パイオリンクさんの価格改定は、非常にインパクトがありました。ローエンドモデルにおいては、これまでの半額程度の価格で製品を購入できることになります。PAS-Kの価格改定により、ロードバランサが構築予算を圧迫するということはなくなりました」と、笑顔を見せる。

導入しやすいロードバランサにより顧客への提案の幅も広がる

東計電算は、顧客に対してシステムの構築・販売なども行っている。これまでロードバランサは、価格帯の高さから提案する顧客が限られてしまっていたが、PAS-Kの登場により、潜在的なニーズがある顧客に対しても提案できるようになった。
「PAS-Kは標準機能が充実しており、他社がオプションで提供する冗長化も、追加料金なしで利用できます。さらに、PAS-Kの10年保証も安心感があります。ロードバランサは、一度導入すると長く利用する機器ですので、この安心感は選定の際の大きなポイントになります」と鮫島係長は断言する。
その結果、実際に導入が決まった顧客も増えてきている。PAS-Kを使ったロードバランサの提案が、新たなビジネスチャンスとなっているのだ。

顧客ニーズにも合致 ロードバランサの追加提案にも意欲

「当社が7年ほど前に導入したPAS(旧モデル)は、パフォーマンスが非常に高く、今でも多くのASPサービスの負荷分散を行っています。スループットにはまだ余裕があり、10年修理保証もあるので、安心して運用し続けています」

「実際に機能面では問題は起きていないのですが、あまりにも多くのサービスを負荷分散していると、ロードバランサに万が一障害が発生した際のインパクトが大きくなってしまいます。今回のPAS-Kの導入は、このように既存環境を分ける用途でも役に立っています」と、鮫島係長。

実は、同社では、ロードバランサの既存ユーザーに対しても、同様の提案ができるのではないかと検討を始めているとのことだ。スループットと価格のバランスがとれたPAS-Kがあるからこそ、さまざまなビジネスチャンスが生まれているのだろう。 ロードバランサ市場の裾野を広げるPAS-K。今後の展開に市場からの注目が集まっている。