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学校法人 専修大学 様
導入事例
学生が、在学中に必ず最新の機器に触れることができるよう、3〜4年に1度、大規模なシステムの変更を行う専修大学。2010年4月、最新のOSを搭載したパソコン約2000台を導入すると同時に、学内無線LANも整備。これにともなって、より速く安定した回線を必要とした同大学は、ロードバランサによって回線負荷分散を行うことを選択。検討の結果「PIOLINK Application Swtich」の導入に至った。
学校法人 専修大学
<紹介>
設立:
1880年(明治13)09月
所在地:
〒214-8580 神奈川県川崎市多摩区東三田 2-1-1
(生田キャンパス)
沿革:
学校法人 専修大学は、1880年(明治13年)に創立され、2009年9月に創立130年という節目を迎える。「一科を専修し、一学を専攻して学問の蘊奥を究めさせる」を指針とした前身の専修学校を基礎とし、日本初の私立専門学校として、時代の進展と共に発展。21世紀のビジョンには、「社会知性の開発」を掲げ、倫理観のある有為な人材を育成することを大学教育の柱に据える。
URL:
http://www.senshu-u.ac.jp/
創立130年の歴史と最新のIT環境を誇る専修大学
専修大学は1880年(明治13年)に創立さ れ、2009年には創立130年の節目を迎えた、歴史ある大学だ。これまでの卒業生は25万人を超え、現在、同大学に在籍する学生は2万人を数える。
「専門的な知識・技術とそれに基づく思考方法を核としながらも、深い人間理解と倫理観を持ち、地球的視野から独創的な発 想により主体的に社会の諸問題の解決に取り組んでいける能力」を開発するべく、21世紀ビジョンとして「社会知性(Socio-Intellgence)の開発」を掲げる専修大学。価値体系が崩れ、倫理観が迷走している今日の社会において、社会知性を身に付けることによって、問題の発見・解決のみならず、人間性豊かな倫理観のある、有為な人材の育成を目指している。
同大学の情報科学センターは、1962年、経営学部開設と同時に設置された電子計算室を前身とし、以来、コンピュータテクノロジーの発展に合わせ、常に最先端のシステムを導入。在学中の学生が、4年の間に必ず最先端の技術に触れることができるよう、3〜4年に1度は大規模なシステムのリニューアルを行っている。
2010年4月には、基幹LANに10ギガビットイーサネットを導入、また各種サーバおよびネットワーク機器を二重化することにより、高速かつ安全なネットワーク環境を構築。生田キャンパスを始め、約2万人の全学生が学ぶ教室・研究室はもちろん、学生食堂にいたるまで、 キャンパスの随所で無線LANが利用できるほか、学外からセキュアにアクセスできるVPN接 続など、学生・教員の教育・研究活動をサポートするネットワーク環境を提供している。特筆す べきは、最新OSである「Windows(R)7」搭載の最新端末約2000台を新規導入した点。大学のコンピュータ教室用として、これだけの規模での導入は、全国でも初めてのケースだ。
ロードバランサによる回線負荷分散
教育・研究用にコンピュータシステムを利用した授業は年間約5000コマに達し、eラーニングシステム、Web履修登録や学内の各種案内などでも利用されることから、大規模な最新端末の導入と学内LAN・無線LANの整備を行うこととした専修大学。これに伴うトラフィックの増加は、不可避である。また、電子メールシステムの運用管理、メールサーバの維持費の負担減などのメリットがあることから、近年、企業や大学などの組織はポータルサイトによるSaaS型のホスティングサービス=Webメールを導入するケースが増えている。
専修大学もまた、学生のメール用に2009年12月からこれを導入。今や、大学から学生に向けた日々の連絡を始め、就職活動においても必須であるメール。これを「外」に出したことからも、安定した回線、速い回線が必要となったのである。
「しかし、回線を一挙に広帯域にするにはコストがかかります。それならば、複数回線を束ねて使えたらいいのではないかということで、システムの頭にロードバランサを持ってくることにしました」と語るのは、専修大学情報システム部情報システム課の島崎一彦氏。
別々のISP回線を束ねて利用することで、インターネット接続を負荷分散したり冗長性を持たせることができ、回線の帯域そのものを太くするよりもコストを抑えることができるメリットがある、ロードバランサによる回線負荷分散(マルチホーミング)。同大学は、リスクを分散させる意味から、複数のプロバイダと契約を結び、全部で7回線を利用している。これらを束ね、トータルで対外帯域を確保したいというのが狙いだ。
そして、このシステム導入を行ったのは、NTT東日本。教育環境のICT化のトータルコーディネートを行うほか、大学のeラーニングシステムの導入においてはリーディングカンパニーとして知られている。
「国内代理店総当りで」PASの性能を徹底検証
しかし、同社が当初、専修大学に提案したロードバランサ機器は予算を大きく超えるものであった。
「どちらかと言えばきっちり計画が立てられたところではなく、帯域の問題が急きょ顕著化してきたことから、導入を決めたものでした。クライアントの入れ替えが基本となって、その良さを出すため、インターネット接続環境の改善が必要となったのです」(同・小川剛史氏)。
そこで、新たに検討されることになったのがパイオリンクの「PIOLINK ApplicationSwtich」(以下PAS)シリーズ。中でも、コストパフォーマンスを追求したスタンダードモデルと位置づけられるPAS3716だ。また、これを提案したNTT東日本への販売とサポートは、パイオリンクの一次パートナーであり、ネットワーク・ソリューションを提供する図研ネットウエイブが行った。
「パイオリンクの名前は、『10年保証』のキャッチコピーとともに、IT系のWebサイトなどで見て知ってはいました。紹介されてすぐにスペックを調べたのですが、その時はカタログ値が非常に高いという印象を持ちましたね。この数字が本当に出るのかと。比較用として、他のメーカーの機器で同じ数値が出るものと並べると、はるかに高い値段になりますから」(島崎一彦氏)。
そこで島崎氏は「国内代理店総当りで」、PASの性能を尋ね調べたのだった。
「こういう仕事をしていますから、いろんな会社と取り引きがあります。そこで、カタログ値ではない代理店独自の評価が欲しいとリクエストしてみたところ、やはり、カタログ通りの数値が出ていることを確認できました。これまでは、欧米の機器を使うことが多く、韓国製品は初めてだったのですが、韓国のネットワーク事情は今や、日本より進んでいる面もあります。そこで作られた機器ということで、不安はありませんでした」
16ポート、省電力も決め手次回はPAS上位機種も視野に
島崎氏は、さらに続ける。
「また、通常は標準で4つ、あとはオプションということが多いポート数ですが、PAS3716は標準で16ポート。これなら後に構成の変更があった際にもいろんな形が組めて、ポートが足りなくなることもないだろうと。また、電源が二重化されている点も、信頼できるインフラを作る上では重要な部分でした」。
加えて、専修大学は学内を上げて省電力化に取り組んでいる。
「予算や性能以前に、グリーンIT化への取り組みは、新たな機器を導入するにあたって前提となる要素。いくら性能が良くても、それでなくては導入は避けたいというのが大きな前提でした」(島崎一彦氏)。
その点においても、省電力(87W)のPASは、同大学の方針に合致した製品であった。
導入にあたって「システム停止時間は、土日を絡めて想定していた中での、最低の時間で設定できた」と小川氏。「導入前は、入念に調べましたが、これで行こう、と決めてからは安心して導入できたんじゃないかと思っています」(島崎一彦氏)。導入後の感想を尋ねてみた。
「正直に言うと、忘れてしまっています。そ こを通って振り分けているんだと意識するこ となく、勝手に振り分けてもらっているイメー ジで、手を焼くことがありません。運用負担も かかっていない。存在を忘れるほど、安定し て稼動しているというのが感想です」(小川 剛史氏)。
国内約700の大学や研究機関を高速回 線で結ぶ学術情報ネットワーク「SINET」。
2011 年4月に、この通信速度が現在の1Gbpsから10Gbpsに変わることに合わせて、さらなるシステムの変更を予定している専修大学。
「その際にも、PASは有力な候補。更新の際は10Gインターフェースのハイエンドモデル(PAS10020)を狙っています」(島崎一彦氏)。
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